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胃腸炎を伴う新生児にみられた胎児弧菌による敗血症
著者: 河合式子1 河合忠1
所属機関: 1自治医大臨床病理
ページ範囲:P.425 - P.426
文献購入ページに移動 はじめに―世界の文献の中で,ヒトの感染に関連したCampylobacter fetus―以前にはVibrio fetusとして分類されていた―の症例は100例足らずである.この微生物は,初めてMcFadyean and Stockmanによって畜牛から分類され,有蹄類において感染性流産や不妊症の原因菌として知られている.しかし,ヒトにおいても流産,胃腸炎,敗血症,感染性関節炎,局所性膿瘍,髄膜炎,ならびに心嚢炎の症例についてこのいわゆる"ひよりみ的"病原体が原因菌として報告されている.
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