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文献詳細

雑誌文献

検査と技術5巻6号

1977年06月発行

救急検査の実技

RBC,WBC,Hb,Ht

著者: 菅沼源二1

所属機関: 1PL病院

ページ範囲:P.454 - P.460

文献概要

 救急検査のうちでも最も頻度高く実施されているものに臨床血液学的検査がある.臨床血液学的検査はその目的とするところが全身状態に関する情報を多く提供するところから,重要な検査の一つとされている.救急検査として最も一般的に用いられている臨床血液学的検査項目としては,赤血球数(red blood cell count,RBCと略),血色素量(hemoglobin,Hbと略),赤血球容積(hematocrit,Htと略),白血球数(white blood cell count,WBCと略),血液像(hemogram,またはdifferential count of leucocytes,DCと略)などが挙げられる.
 中でも貧血の有無は輪血や輸液などの適否を決定するための情報としても大切なものであり,RBC,Hb,Htなどはこのために正確・迅速に実施されなければならない.またWBCやDCは急性腹症,虫垂炎などの手術適否や白血病など血液疾患鑑別のためにも正確・迅速を要求される検査項目である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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