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文献詳細

雑誌文献

検査と技術5巻8号

1977年08月発行

文献概要

おかしな検査データ

おかしな検査データ5月号出題の答

著者: 大竹順子1

所属機関: 1順大病院中検

ページ範囲:P.632 - P.632

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 カルシウム再加時間延長の原因として,技術的条件,検体条件については前記のチェックポイントを確認したが,おかしな所はなかったので他に原因として2つ考えた、(1)血漿分離条件,すなわち遠心回転数,回転時間,(2)1/40M塩化カルシウム溶液.
 (1)の遠心条件については,日常行う遠心条件であったので原因として除いたが,遠心回転時間が長いと血漿中の血小板が少なくなって延長する傾向になる.(2)塩化カルシウム濃度差による凝固時間の差については1/4M,1/20M,1/40M,1/60M,1/400Mと各濃度の塩化カルシウムを使用して,同一検体で各10回ずつ行った結果は下記のとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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