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文献詳細

雑誌文献

検査と技術5巻9号

1977年09月発行

文献概要

技術講座 生化学

LDH,アミラーゼアイソエンザイム

著者: 須藤加代子1

所属機関: 1慶大病院中検

ページ範囲:P.665 - P.671

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LDHアイソエンザイム
 Lactate dehydrogenase(LDH)は,嫌気的解糖系の最終段階でのピルビン酸を乳酸に変換する反応に関与する酵素である.各種臓器及び筋肉と広くヒト体内に分布しており,血清LDHは種々の疾患で質的及び量的に変動する.そしてその質的変動を捕らえるために,LDHアイソエンザイムの分画が必要とされている.LDHの多様性の検索法を表1に示した.にれら種々の方法を組み合わせることにより,体内及び血中でのLDHの質的な変動をかなり詳細に推定できるようになってきている.ここでは比較的操作が簡単であり,一般にスクリーニングとしてよく用いられているセルロースアセテート膜(セロゲル膜)による電気泳動分画法6)について述べ,更にLDH結台性免疫グロブリンの検索などに用いられるSephadex G 200 superfineによる薄層ゲル濾過19)及び,免疫泳動後の活性染色18)についても述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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