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技術講座 生化学
LDH,アミラーゼアイソエンザイム
著者: 須藤加代子1
所属機関: 1慶大病院中検
ページ範囲:P.665 - P.671
文献購入ページに移動Lactate dehydrogenase(LDH)は,嫌気的解糖系の最終段階でのピルビン酸を乳酸に変換する反応に関与する酵素である.各種臓器及び筋肉と広くヒト体内に分布しており,血清LDHは種々の疾患で質的及び量的に変動する.そしてその質的変動を捕らえるために,LDHアイソエンザイムの分画が必要とされている.LDHの多様性の検索法を表1に示した.にれら種々の方法を組み合わせることにより,体内及び血中でのLDHの質的な変動をかなり詳細に推定できるようになってきている.ここでは比較的操作が簡単であり,一般にスクリーニングとしてよく用いられているセルロースアセテート膜(セロゲル膜)による電気泳動分画法6)について述べ,更にLDH結台性免疫グロブリンの検索などに用いられるSephadex G 200 superfineによる薄層ゲル濾過19)及び,免疫泳動後の活性染色18)についても述べる.
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