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技術講座 生理
血液ガス分析
著者: 松本佶也1
所属機関: 1東大病院中検
ページ範囲:P.678 - P.682
文献購入ページに移動ここでにの問題を論ずることが本旨ではないが,血液ガスの分析測定もにうした傾向から外れるものではない.最近の電極法による血液ガス分折では,検体は微量で,校正は緩衝液を内蔵して自動的に行われ,測定と計算値も自動補正などの演算回路の組み込みによって即時にプリントアウトされる.装置や測定上のトラブルには警報信号が発せられるといった自動化装置*が市販使用されている.これは血液ガスの臨床的意義の解明と測定技術の開発が今世紀に入ってからの出発であり,多くの研究者の努力の累積とともに,測定の技術的煩雑さが多くの比重を占めていたこととを考え合わせると長足の進歩と言える.
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