文献詳細
文献概要
最近の検査技術
IgGとサブクラス
著者: 大谷英樹1 高宮春男2
所属機関: 1北里大臨床病理 2北里大病院臨床検査部
ページ範囲:P.686 - P.691
文献購入ページに移動免疫グロブリンに関する統一した命名法は1964年WHOにより提案され,免疫グロブリンは5種類のクラス(class)に大別される.すなわちIgG,IgA,IgM,IgD及びIgEと名づけられている.IgというのはImmunoglobuhnの略であるそれぞれγG,γA,γM,γD及びγEとも呼ばれている.各免疫グロブリンの性状は表1に示すごとくである.また同じクラスの免疫グロブリンでも構造上にわずかな違いがあって,IgGは4つのサブクラス(subclass)すなわちlgG1,IgG2,IgG 3及びIgG 4が区別される.IgAとIgMでは2つのサブクラスが知られている.
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