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文献詳細

雑誌文献

検査と技術5巻9号

1977年09月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

プール血清の作り方

著者: 小林初代1

所属機関: 1虎の門病院臨床化学検査部

ページ範囲:P.696 - P.700

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 検査データの信頼性を高めるための精度管理には,市販の凍結管理血清または自製のプール血清が一般に用いられる.
 私たちの検査室では信頼性また経済的な理由から自製のプール血清を主として用いている.自動分析器などの導入により,その使用目的の多様化が生じてきているが,精度管理のプール血清と同じものを用いることは多くの利点を伴う.そのため従来のザイツ濾源過法(臨床検査,17,1559,1973)では作製量に限界を生じてきた葉そこでメンブランフィルター濾過法で処理するにとにして,まず,装置に操作しやすくするための2〜3のアタッチメントの装備などの工夫をほどこし,またフィルターの使用枚数の検討をし,20lの原血清を約5時間で操作できるように設定した.そして実際,すでに数回プール血清作りを行っている.そこでその作り方の概略を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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