文献詳細
文献概要
病気のはなし
乳癌
著者: 武井寛幸1
所属機関: 1日本医科大学付属病院乳腺科
ページ範囲:P.4 - P.11
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●乳癌の主たる病因はエストロゲンである.妊娠,出産,授乳は乳癌発症リスクを低下させる.
●自覚症状のない早期発見にマンモグラフィ,超音波検査が重要である.
●病理診断による確定診断と画像による腫瘍径(T),リンパ節転移(N),遠隔転移(M)から病期診断を行う.
●治療は局所療法(手術および放射線療法)と全身薬物療法からなり,病期とER,PgR,HER2,Ki67によるサブタイプに基づいて決定する.
●手術は乳房部分切除術と乳房全切除術に分類され,薬物療法は内分泌療法,化学療法,分子標的療法からなる.
●Luminal Aタイプの乳癌の予後は非常に良好である.
●乳癌の主たる病因はエストロゲンである.妊娠,出産,授乳は乳癌発症リスクを低下させる.
●自覚症状のない早期発見にマンモグラフィ,超音波検査が重要である.
●病理診断による確定診断と画像による腫瘍径(T),リンパ節転移(N),遠隔転移(M)から病期診断を行う.
●治療は局所療法(手術および放射線療法)と全身薬物療法からなり,病期とER,PgR,HER2,Ki67によるサブタイプに基づいて決定する.
●手術は乳房部分切除術と乳房全切除術に分類され,薬物療法は内分泌療法,化学療法,分子標的療法からなる.
●Luminal Aタイプの乳癌の予後は非常に良好である.
参考文献
1)日本乳癌学会(編):乳癌診療ガイドライン2018年版(追補2019).金原出版,2019(https://jbcs.xsrv.jp/guidline/2018/index/)(2021年9月21日アクセス)
2)国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ:多目的コホート研究(JPHC study)(https://epi.ncc.go.jp/jphc/764/index.html)(2021年9月21日アクセス)
3)国立がん研究センターがん情報サービス:がん統計(全国がん登録)(https://ganjoho.jp/reg_stat/index.html)(2021年9月21日アクセス)
4)日本乳癌学会(編):臨床・病理 乳癌取扱い規約 第18版.金原出版,2018
5)Ohuchi N, Suzuki A, Sobue T, et al : Sensitivity and specificity of mammography and adjunctive ultrasonography to screen for breast cancer in the Japan Strategic Anti-cancer Randomized Trial (J-START) : a randomised controlled trial. Lancet 387:341-348,2016
6)Parker JS, Mullins M, Cheang MC, et al : Supervised risk predictor of breast cancer based on intrinsic subtypes. J Clin Oncol 27:1160-1167,2009
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