文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
睡眠時無呼吸症候群
著者: 髙井雄二郎1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院睡眠時呼吸障害センター
ページ範囲:P.56 - P.62
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●睡眠時無呼吸症候群(SAS)は咽頭が狭窄・閉塞する閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が主体であり,心臓・脳血管および精神活動など幅広い疾患に関連性がある.
●OSAは自覚できないことが多く,第三者による指摘が必要である場合が多い.
●OSAの診断には簡易モニター(PM)が有用であり本邦で普及しているが,信頼性が低く,適用には限界がある.
●OSA診断として睡眠ポリグラフ検査(PSG)はゴールドスタンダードであるが,臨床検査技師が監視・解析するためには教育とトレーニングが必要である.
●睡眠時無呼吸症候群(SAS)は咽頭が狭窄・閉塞する閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が主体であり,心臓・脳血管および精神活動など幅広い疾患に関連性がある.
●OSAは自覚できないことが多く,第三者による指摘が必要である場合が多い.
●OSAの診断には簡易モニター(PM)が有用であり本邦で普及しているが,信頼性が低く,適用には限界がある.
●OSA診断として睡眠ポリグラフ検査(PSG)はゴールドスタンダードであるが,臨床検査技師が監視・解析するためには教育とトレーニングが必要である.
参考文献
1)日本呼吸器学会/厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業「難治性呼吸器疾患・肺高血圧症に関する調査研究」班(監),睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン作成委員会(編):睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020.南江堂,2020
2)Benjafield AV, Ayas NT, Eastwood PR, et al : Estimation of the global prevalence and burden of obstructive sleep apnoea : a literature-based analysis. Lancet Respir Med 7:687-698,2019
3)米国睡眠医学会(著),日本睡眠学会(監訳):AASMによる睡眠および随伴イベントの判定マニュアル—ルール,用語,技術仕様の詳細 Version 2.5.ライフ・サイエンス,2018
4)e-Stat(政府統計):社会医療診療行為別統計(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450048&tstat=000001029602)(2020年9月22日アクセス)
5)日本睡眠学会:日本睡眠学会専門医療機関(https://jssr.jp/files/list/2020nintei_kikan.pdf)(2020年9月22日アクセス)
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