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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻1号

2022年01月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

エコーで腹水の定量はできるのでしょうか?

著者: 廣岡昌史1

所属機関: 1愛媛大学医学部附属病院総合診療サポートセンター

ページ範囲:P.72 - P.73

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Q エコーで腹水の定量はできるのでしょうか?

A 腹水はさまざまな疾患が原因となり発生します.腹水の量を把握することは臨床的に重要です.例えば腹部外傷で搬送された患者が腹腔内出血をきたしている場合,その出血量をおおむね把握する必要があります.また肝硬変患者では重症度により腹水の量は異なります.さらに利尿剤などの効果を判定するために,経時的に腹水の量を計測することは非常に重要です.結論から申し上げると,エコーで腹水量を推測することは可能です.本稿では,非侵襲的で簡便にエコーにより腹水量を測定する方法を概説します.

参考文献

1)川口新一郎,豊永純,池田浩三,他:5 Points method;腹腔内貯留液の超音波による定量診断式.救急医 7:993-997,1983
2)Hirooka M, Koizumi Y, Imai Y, et al : Validation trial for efficacy of ultrasonographic measurement method to predict ascitic volume using virtual ultrasonography. J Med Ultrason (2001) 45:555-564,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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