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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻11号

2022年11月発行

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トピックス

最新のガイドラインに基づく心不全評価—心エコー法による心機能評価の注意点

著者: 駒村和雄1

所属機関: 1トヨタ記念病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.1222 - P.1224

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はじめに

 “心不全”の定義はガイドライン上,「なんらかの心臓機能障害,すなわち,心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果,呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し,それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群」1)とされている.

 ここで,“心ポンプ機能”は,心収縮機能および心拡張機能の両方を指すが,心不全の生命予後や治療内容の選択に深くかかわるのは心収縮機能である.本稿では誌面の都合もあり,心収縮機能にかかわる心エコー検査について概説する.

参考文献

1)日本循環器学会,日本心不全学会,日本胸部外科学会,他:2021年JCS/JHFSガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Tsutsui.pdf)(2022年7月29日アクセス)
2)日本循環器学会:循環器学用語集(第4版)(http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/)(2022年9月4日アクセス)
3)赤石誠(監訳):心腔計測におけるガイドライン2015年ダイジェスト版(http://www.jse.gr.jp/contents/guideline/data/ASEguideline%EF%BC%88JAP)_20180123.pdf)(2022年7月29日アクセス)
4)日本循環器学会,日本小児循環器学会,日本心エコー図学会,他:2021年改訂版 循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Ohte.pdf)(2022年7月29日アクセス)
5)Wang CL, Ho WJ, Luqman N, et al : Biplane assessment of left ventricular function during atrial fibrillation at beats with equal subsequent cycles. Int J Cardiol 113:54-60,2006
6)赤石誠(監訳):心エコーによる左室拡張機能評価のための勧告:アメリカ心エコー図学会(American Society of Echocardiography)およびヨーロッパ心血管画像学会(European Association of Cardiovascular Imaging)による改訂(http://www.jse.gr.jp/contents/guideline/data/ASE-EACVIguideline%EF%BC%86base.pdf)(2022年7月29日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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