文献詳細
FOCUS
文献概要
慶應義塾大学病院の医療安全管理部
慶應義塾大学病院(以下,当院)の医療安全管理部(以下,院安)では,院内で発生したさまざまな事例についての検証,医療事故調査制度に基づく調査や報告書の作成,提出されたインシデントレポートの分析,構築された再発予防策が適切かどうかのモニタリング,院内マニュアルの新規作成や改定,マニュアル整備などを行っている.
院安は,専属医師2名,専属看護師2名,専属薬剤師1名,事務員5名で構成されている.さらに兼任の医師2名,薬剤師1名,診療放射線技師2名,臨床工学技士1名もメンバーとなっており,毎週提出されるインシデントレポートを多職種で検討するカンファレンスを開催している.この“医療安全管理部医療者間ミーティング”では,インシデントレポート内容の共有に加え,(事例発生部署だけではなく)部門横断的な対応の必要性や,インシデントレポートの背景に潜んでいる体制の問題点がないかどうか,などを多職種の視点から議論している.
慶應義塾大学病院(以下,当院)の医療安全管理部(以下,院安)では,院内で発生したさまざまな事例についての検証,医療事故調査制度に基づく調査や報告書の作成,提出されたインシデントレポートの分析,構築された再発予防策が適切かどうかのモニタリング,院内マニュアルの新規作成や改定,マニュアル整備などを行っている.
院安は,専属医師2名,専属看護師2名,専属薬剤師1名,事務員5名で構成されている.さらに兼任の医師2名,薬剤師1名,診療放射線技師2名,臨床工学技士1名もメンバーとなっており,毎週提出されるインシデントレポートを多職種で検討するカンファレンスを開催している.この“医療安全管理部医療者間ミーティング”では,インシデントレポート内容の共有に加え,(事例発生部署だけではなく)部門横断的な対応の必要性や,インシデントレポートの背景に潜んでいる体制の問題点がないかどうか,などを多職種の視点から議論している.
参考文献
1)Reason J : Human Error. Cambridge University Press, Cambridge,1990
2)HWハインリッヒ,Dピーターセン,Nルース(著),井上威恭(監),総合安全工学研究所(編訳):ハインリッヒ 産業災害防止論.海文堂出版,1982
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