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「輸血のための検査マニュアル」改訂のポイント
著者: 森山昌彦1
所属機関: 1東京都立大塚病院検査科
ページ範囲:P.1312 - P.1316
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「輸血のための検査マニュアル」1)は,安全な輸血に最小限必要な知識と技術についてまとめた検査マニュアルである.日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会が編集・発行しており,輸血検査に必要な基本操作,ABO血液型・RhD血液型検査,交差適合試験,不規則抗体検査で構成され,初心者や日頃輸血検査に携わらない臨床検査技師にもわかりやすく理解できるよう図解を用いて説明されている.
輸血検査を実施するための要素が詰まっているマニュアルであり,内容をよく理解することで安全な輸血検査を実施することができる.「赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン」の改訂(改訂3版)に伴い,2021年6月に「輸血のための検査マニュアル」が改訂された.本稿では,今回改訂された4つの内容〔不規則抗体スクリーニング,交差適合試験,ABO亜型検査の進め方,不規則抗体陽性者(抗体同定)の対応〕について解説する.
「輸血のための検査マニュアル」1)は,安全な輸血に最小限必要な知識と技術についてまとめた検査マニュアルである.日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会が編集・発行しており,輸血検査に必要な基本操作,ABO血液型・RhD血液型検査,交差適合試験,不規則抗体検査で構成され,初心者や日頃輸血検査に携わらない臨床検査技師にもわかりやすく理解できるよう図解を用いて説明されている.
輸血検査を実施するための要素が詰まっているマニュアルであり,内容をよく理解することで安全な輸血検査を実施することができる.「赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン」の改訂(改訂3版)に伴い,2021年6月に「輸血のための検査マニュアル」が改訂された.本稿では,今回改訂された4つの内容〔不規則抗体スクリーニング,交差適合試験,ABO亜型検査の進め方,不規則抗体陽性者(抗体同定)の対応〕について解説する.
参考文献
1)日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会(編):輸血のための検査マニュアルVer.1.3.2.日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会,2021(http://yuketsu.jstmct.or.jp/wp-content/uploads/2022/07/3757b362c7f7c34354513f31928b25f4.pdf)(2022年9月24日アクセス)
2)日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会(編):輸血のための検査マニュアルVer.1.3.1.日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会,2017
1)奥田誠,池本純子,石丸健,他:赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂3版).日輸血細胞治療会誌 66:695-717,2020
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