文献詳細
技術講座 微生物
文献概要
Point
●発色酵素基質培地は,培養翌日に菌種の鑑別や薬剤耐性菌の有無を把握することができます.
●培養検査の目的菌が明確になっている検体に発色酵素基質培地を使用すると有益です.
●複数菌が混在するケースにおいても,経験年数に関係なく菌種の区別ができ,集落の選定に役立ちます.
●自施設の状況に合わせて培地を使用することにより,早期の結果報告に有益で,感染症診療および抗菌薬適正使用に役立つ情報を臨床に提供することができます.
●発色酵素基質培地は,培養翌日に菌種の鑑別や薬剤耐性菌の有無を把握することができます.
●培養検査の目的菌が明確になっている検体に発色酵素基質培地を使用すると有益です.
●複数菌が混在するケースにおいても,経験年数に関係なく菌種の区別ができ,集落の選定に役立ちます.
●自施設の状況に合わせて培地を使用することにより,早期の結果報告に有益で,感染症診療および抗菌薬適正使用に役立つ情報を臨床に提供することができます.
参考文献
1)金子孝昌:微生物を色で見る—酵素基質培地.Chemical Times 244:20-23,2017
2)中山麻美,大瀧博文,大楠清文,他:クロモアガーオリエンタシオン/ESBL分画培地を用いたグラム陰性桿菌の簡易同定法とESBL産生菌の効率的な検出法の評価:質量分析法との同定精度の比較と費用対効果を含めた検討.日臨微生物誌 25:304-313,2015
3)Nakamura T, Komatsu M, Yamasaki K, et al : Epidemiology of Escherichia coli, Klebsiella species, and Proteus mirabilis strains producing extended-spectrum β-lactamases from clinical samples in the Kinki Region of Japan. Am J Clin Pathol 137:620-626,2012
掲載誌情報