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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻2号

2022年02月発行

文献概要

FOCUS

検査室に必要な臨床検査専門医のあり方

著者: 三好夏季1

所属機関: 1広島市立広島市民病院臨床検査部

ページ範囲:P.108 - P.110

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はじめに

 あなたが働く検査室には医師が所属しているだろうか.検査室の医師は,臨床検査に携わるエキスパートとしての“臨床検査専門医”から,教育・研究や管理の指導的立場として配属された他科のベテラン医師,検体検査管理加算請求を機に“臨床検査を専ら担当する医師”として初めて検査室に足を踏み入れたような医師まで,雇用条件や医師の経歴にも多様性がみられるのが現状である.しかし,検査室に拠点を置く医師として果たすべき役割は共通している.

 本稿では,臨床検査技師の方々と臨床検査専門医の業務内容を共有し,検査室に必要な医師のあり方を考える機会としたい.

参考文献

1)森三樹雄:検体検査管理加算実現までの道程と施設基準の変遷.臨病理 57:1182-1185,2009
2)熊坂一成:医療スタッフ向けのコンサルテーションに対応できる臨床検査医の育成—日大病院臨床検査医学科On-call conference記録の分析から.臨検 53:267-274,2009
3)厚生労働省:特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて,2020(https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/shinsei/shido_kansa/shitei_kijun/h30/tokkei-toriatukai.pdf)(2021年11月17日アクセス)
4)日本臨床検査専門医会:臨床検査専門医の役割(https://jaclap.org/association/about-jaclap01/)(2021年10月28日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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