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疾患と検査値の推移
気管支喘息
著者: 杉本直也1
所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学
ページ範囲:P.149 - P.155
文献購入ページに移動●気管支喘息は,気道の慢性炎症を本態とし,変動性を持った気道狭窄(喘鳴,呼吸困難)や咳などの臨床症状で特徴付けられる疾患である.
●喘息には明確な診断基準はなく,診断には喘息の特徴である反復する発作性の喘鳴や呼吸困難などの症状の他に,可逆的な気流制限,気道過敏性亢進,気道炎症の存在,アトピー素因などを確認する必要がある.
●喘息の診断・管理に呼吸機能検査は非常に重要であり,主に気流閉塞をモニタリングする.
●近年では重症喘息に対する生物学的製剤も登場し,末梢血好酸球数や血清IgE値,呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)なども参考に適応が検討される.
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