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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻2号

2022年02月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

生理検査に大切な下肢浮腫の臨床症状と理学所見

著者: 山根麗子12

所属機関: 1北海道医療大学大学院看護福祉学研究科NP養成コース 2北海道医療大学病院看護部

ページ範囲:P.163 - P.165

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はじめに

 浮腫は,細胞外液の間質液が病的に増加した状態,毛細血管静水圧の上昇,血漿膠質浸透圧の低下,毛細血管透過性の亢進,リンパ還流障害などにより生じる1).浮腫を診るには浮腫の分布,皮膚状態,全身状態の確認が必要である.浮腫は全身性か局所性かに大別され,急性的か慢性的か,pitting edema(圧痕浮腫)かnon-pitting edema(非圧痕浮腫)かに分類できる(図1)2)

参考文献

1)岡庭豊(編):イヤーノート2021内科・外科編 第30版.メディックメディア,2020
2)大西弘高(監):12章 浮腫.鑑別! 1st impression 第3版.メディックメディア,2020
3)大久保暢子:第3章 面接と病歴聴取.福井次矢,井部俊子,山内豊明(日本語版監):ベイツ診察法 第2版.メディカル・サイエンス・インターナショナル,pp53-100,2015
4)Jason Alexander:第17章 浮腫.スコット・スターン,アダム・シーフー,ダイアン・オールトカーム(編),他:考える技術 第4版.日経BP,pp433-458.2020
5)Haruki K, Yuh Y, Shin M, et al : Cutoff point of the depth of surface imprint method for identification of pitting edema. Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 10:55-60,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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