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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻3号

2022年03月発行

文献概要

増大号 見て学ぶ 一般検査学アトラス—外観検査から顕微鏡検査まで 尿検査

尿の外観検査

著者: 山本紀子1

所属機関: 1熊本大学病院中央検査部

ページ範囲:P.178 - P.181

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概要

 尿の外観(色調・混濁)の観察は尿検査の最初のステップであり,詳細な観察は患者の病態を推定することに役立つ.加えて,著しい着色がある尿は,尿試験紙検査判定の妨げになり,誤判定につながる恐れがあるため,外観の観察は検査前の必須の項目に位置付けられている.

 正常尿は一般的に淡黄色から黄褐色を呈するが,さまざまな原因によって変化する.尿の外観について表1に示す.尿色調変化の原因は,生理的要因・環境的要因の変化,病的状態の変化だけではなく,服用薬剤の影響によっても変化するため考慮が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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