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増大号 見て学ぶ 一般検査学アトラス—外観検査から顕微鏡検査まで 髄液検査
髄液の外観検査
著者: 石山雅大1
所属機関: 1弘前大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.272 - P.275
文献購入ページに移動脳脊髄液(以下,髄液)採取は腰椎穿刺,後頭下穿刺(大槽穿刺),脳室穿刺(脳室ドレナージ)の3つがあり,採取管は無色透明な滅菌ポリスピッツを用い数本に分けて採取する1).正常な髄液は細胞成分などはほとんど含まず,無色透明な水様性の液体であるため,肉眼的所見による混濁の有無や特徴的な色調の確認は,検査を進めるうえで優先すべき項目を判断できるだけではなく,病態を推し量るうえでも重要な検査項目の1つと考える.
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