文献詳細
増大号 見て学ぶ 一般検査学アトラス—外観検査から顕微鏡検査まで
穿刺液検査 CAPD排液
CAPD排液の外観検査
著者: 新田孝作1 塚田三佐緒2 横山貴3
所属機関: 1東京女子医科大学医学部内科学講座腎臓内科学 2東京女子医科大学病院血液浄化療法科 3東京女子医科大学病院中央検査部
ページ範囲:P.320 - P.323
文献概要
腹膜透析(peritoneal dialysis:PD)には,連続携帯式腹膜透析(continuous ambulatory peritoneal dialysis:CAPD)と自動腹膜透析(automated peritoneal dialysis:APD)がある.PDは腹腔内にカテーテルを挿入して透析液を注入し,腹膜を介して血液中の溶質と腹腔内の透析液の溶質との間に濃度差を生じさせ,拡散によって溶質を移動させ,血液中の尿毒症物質や余分な水分を除去する透析方法である.透析効率,腹膜機能の確認や合併症の診断をするために排液の検査を行う.
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