文献詳細
文献概要
病気のはなし
消化性潰瘍
著者: 木村隆輔1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院消化器内科
ページ範囲:P.400 - P.405
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●消化性潰瘍の主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌(H. pylori)感染と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)である.
●治療薬の開発,原因の解明により患者数,死亡者数ともに減少している.
●内視鏡検査は潰瘍の活動性の判断,出血の予測や悪性腫瘍の鑑別などが可能であり,診断に有用である.
●出血,穿孔などの合併症にて予後不良となることもあるが,原因を取り除くことで再発をほぼ予防することができ,一般的に予後良好な疾患である.
●消化性潰瘍の主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌(H. pylori)感染と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)である.
●治療薬の開発,原因の解明により患者数,死亡者数ともに減少している.
●内視鏡検査は潰瘍の活動性の判断,出血の予測や悪性腫瘍の鑑別などが可能であり,診断に有用である.
●出血,穿孔などの合併症にて予後不良となることもあるが,原因を取り除くことで再発をほぼ予防することができ,一般的に予後良好な疾患である.
参考文献
1)厚生労働省:平成29年(2017)患者調査の概況,2019(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/kanja.pdf)(2022年1月31日アクセス)
2)崎田隆夫,三輪剛:悪性潰瘍の内視鏡診断—早期診断のために.日消誌 67:984-989,1970
3)Forrest JA, Finlayson ND, Shearman DJ : Endoscopy in gastrointestinal bleeding. Lancet 2:394-397,1974
4)日本消化器病学会(編):消化性潰瘍診療ガイドライン2020 改訂第3版.南江堂,2020
1)南学正臣(総編):内科学書 改訂第9版.中山書店,2019
2)矢﨑義雄(総編):内科学 第11版.朝倉書店,2017
掲載誌情報