文献詳細
文献概要
過去問deセルフチェック!
解答と解説
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.439 - P.439
文献購入ページに移動 酵素活性測定において,生成物の検出をする方法には,大きく2つの方法があります.1つ目は,目的の酵素反応によって生成物が容易に検出できる場合です(表1①).もう1つは生成物そのものを検出することが光学的に困難である場合で,この場合は別の酵素を加えることにより,検出しやすい生成物を作るようにします(表1②).この添加する酵素を共役酵素といいます.
日本においては,1980年代から本格的に標準化が始まり,日本臨床化学会(Japan Society of Clinical Chemistry:JSCC)から勧告法,標準化対応法が発表されてきましたが,酵素活性測定においては,さまざまな理由のため標準化が遅れていました.その原因として,測定法の違いによる測定結果の不一致が挙げられ,具体的には,緩衝液の種類・濃度・pH,基質の種類・濃度,補酵素の濃度,測定温度,単位,アイソザイムの存在などがあります.さらには,標準物質がないため,酵素活性が直接計量できないこと,絶対基準法および真値がないことがその原因となります.
日本においては,1980年代から本格的に標準化が始まり,日本臨床化学会(Japan Society of Clinical Chemistry:JSCC)から勧告法,標準化対応法が発表されてきましたが,酵素活性測定においては,さまざまな理由のため標準化が遅れていました.その原因として,測定法の違いによる測定結果の不一致が挙げられ,具体的には,緩衝液の種類・濃度・pH,基質の種類・濃度,補酵素の濃度,測定温度,単位,アイソザイムの存在などがあります.さらには,標準物質がないため,酵素活性が直接計量できないこと,絶対基準法および真値がないことがその原因となります.
掲載誌情報