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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻4号

2022年04月発行

文献概要

技術講座 生理

運動負荷心電図—トレッドミル心電図を中心に

著者: 鈴木駿輔1

所属機関: 1地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院検査部

ページ範囲:P.444 - P.450

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Point

●運動負荷心電図検査は運動可能な患者にとっての心筋虚血診断アルゴリズムの最初のステップである.

●とにもかくにも安全に検査を完遂することを意識して禁忌事項や中止基準を厳守する.

●検査説明は臨床検査技師にとっての技量の見せどころ.運動する時間やどのようなときに注意が必要かについて十分なコミュニケーションを図る.

●ノイズの少ない心電図記録を目指す.電極装着位置やコード類の取り回しには気をつける.

参考文献

1)日本循環器学会,日本医学放射線学会,日本核医学会,他:慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版).日本循環器学会,2019(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2018_yamagishi_tamaki.pdf)(2021年11月2日アクセス)
2)Fletcher GF, Ades PA, Kligfield P, et al : Exercise standards for testing and training: a scientific statement from the American Heart Association. Circulation 128:873-934,2013
3)Bruce RA, Hornsten TR : Exercise stress testing in evaluation of patients with ischemic heart disease. Prog Cardiovasc Dis 11:371-390,1969
4)葉山恵津子:心電図検査 トレッドミル・心肺運動負荷試験.Med Technol 38:122-128,2010
5)Frolkis JP, Pothier CE, Blackstone EH, et al : Frequent ventricular ectopy after exercise as a predictor of death. N Engl J Med 348:781-790,2003
6)Grady TA, Chiu AC, Snader CE, et al : Prognostic significance of exercise-induced left bundle-branch block. JAMA 279:153-156,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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