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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻5号

2022年05月発行

文献概要

技術講座 輸血

—step up編—抗顆粒球抗体検査

著者: 小野寺利恵1

所属機関: 1山陽女子短期大学臨床検査学科

ページ範囲:P.512 - P.516

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Point

●抗顆粒球抗体は,自己免疫性好中球減少症(AIN),新生児同種免疫性好中球減少症(NAN),輸血関連急性肺障害(TRALI)などへの関与が知られている.

●EGIFAは蛍光マイクロビーズを用いた間接蛍光抗体法(IFT)で,Luminex®装置を用いて抗顆粒球抗体を検出する方法である.

●Luminex®装置は,2色の蛍光色素によって100種類に着色された蛍光マイクロビーズをフローサイトメトリーの原理に基づき解析する高感度な分析機器である.

参考文献

1)Onodera R, Kurita E, Taniguchi K, et al : Anti-human neutrophil antigen-1a, -1b, and -2 antibodies in neonates and children with immune neutropenias analyzed by extracted granulocyte antigen immunofluorescence assay. Transfusion 57:2586-2594,2017
2)鎌田裕美:TRALI関連検査におけるHNA抗体確認試験(ICFA法)の有用性について.日本輸血・細胞治療学会総会 日本血小板・顆粒球型ワークショップ,2021
3)小林正夫,川口浩史:Ⅲ.診断と治療 7.自己免疫性好中球減少症.日内会誌 103:1639-1644,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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