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技術講座 生化学
持続血糖モニタリング
著者: 佐藤亜位1
所属機関: 1信州大学医学部内科学第四教室(糖尿病・内分泌代謝内科)
ページ範囲:P.598 - P.605
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●持続血糖モニタリング(CGM)とは,糖尿病治療において近年用いられるようになった検査手法であり,それに基づいた新しい血糖コントロール指標が示されています.
●いままでの検査手法ではわからなかった低血糖を含めた血糖値の変動を目で見て確認することができます.
●主にインスリン療法を行っている1型糖尿病患者に使用されていますが,2型糖尿病にも適応は広がっています.
●値の誤差やタイムラグはありますが,その特性を理解して使用することで患者のQOL,血糖コントロールの改善に有用とされています.
●持続血糖モニタリング(CGM)とは,糖尿病治療において近年用いられるようになった検査手法であり,それに基づいた新しい血糖コントロール指標が示されています.
●いままでの検査手法ではわからなかった低血糖を含めた血糖値の変動を目で見て確認することができます.
●主にインスリン療法を行っている1型糖尿病患者に使用されていますが,2型糖尿病にも適応は広がっています.
●値の誤差やタイムラグはありますが,その特性を理解して使用することで患者のQOL,血糖コントロールの改善に有用とされています.
参考文献
1)Battelino T, Danne T, Bergenstal RM, et al : Clinical targets for continuous glucose monitoring data interpretation : recommendations from the international consensus on time in range. Diabetes Care 42:1593-1603,2019
2)Juvenile Diabetes Research Foundation Continuous Glucose Monitoring Study Group, et al : Continuous glucose monitoring and intensive treatment of type 1 diabetes. N Engl J Med 359:1464-1476,2008
3)Bolinder J, Antuna R, Geelhoed-Duijvestijn P, et al : Novel glucose-sensing technology and hypoglycaemia in type 1 diabetes : a multicentre, non-masked, randomised controlled trial. Lancet 388:2254-2263,2016
4)Haak T, Hanaire H, Ajjan R, et al : Flash glucose-sensing technology as a replacement for blood glucose monitoring for the management of insulin-treated type 2 diabetes : a multicenter, open-label randomized controlled trial. Diabetes Ther 8:55-73,2017
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