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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻6号

2022年06月発行

文献概要

技術講座 血液

造血器腫瘍細胞の検出—自動血球分析装置のスキャッターとの関連

著者: 井上まどか1

所属機関: 1群馬大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.606 - P.610

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Point

●現在の自動血球分析装置は,正常の白血球分画だけでなく,幼若細胞,異常細胞(白血病細胞,リンパ腫細胞など),異型リンパ球,有核赤血球などの検出が可能なまでに進化している.

●白血球分画を得るためのスキャッターを確認することで異常細胞の存在に気付く場合もあるため,スキャッターを確認することは重要である.

●その一方で,スキャッターや自動血球分析装置からのフラグだけでは気付けない場合もあることを知っておく必要がある.

●自分が使用する自動血球分析装置の測定原理やスキャッター,強み・弱みも理解したうえで日常検査を行う必要があると考えられる.

参考文献

1)杉山昌晃:第2章 自動血球分析の歴史.巽典之,血液検査学研究会(編):計測技術ティーチング—自動血球分析装置の基本原理.宇宙堂八木書店,pp32-53,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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