文献詳細
Q&A 読者質問箱
乳び検体を測定する際の注意点や,濁度との関係について教えてください.
著者: 清宮正徳1
所属機関: 1国際医療福祉大学成田保健医療学部医学検査学科
ページ範囲:P.635 - P.637
文献概要
A 自動分析装置から検体ごとの溶血・黄疸・乳び指数が出力されますが,これらの指数には明確な基準がなく,装置メーカーや機種によって出力値が異なります.特に乳びについては標準物質がありません.乳びが認められる場合は中性脂肪(triglyceride:TG)濃度が高値ですが,TGが高くても乳びを認めない症例も多く存在します.また,極端に強い乳び検体(ミルク状)では後述する容積置換現象に対応する必要があります.
参考文献
掲載誌情報