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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻7号

2022年07月発行

文献概要

技術講座 生理

大動脈疾患の超音波検査—注意すべきポイントと対処法

著者: 山本哲也1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター中央検査部

ページ範囲:P.736 - P.741

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Point

●紡錘状瘤と囊状瘤の区別,瘤径の計測は手術適応を決める重要な評価項目であり,正確に診断することが求められている.

●代表的疾患と類似する画像についての鑑別ポイントを理解する.

●報告書は言葉の意味をしっかり理解し,正確に伝えられるよう工夫する.

●大動脈のエコー検査にも限界はある.検査時間をかけすぎず,他の画像診断に委ねることも必要.

参考文献

1)日本超音波医学会用語・診断基準委員会,超音波による大動脈病変の標準的評価法2020検討小委員会:超音波による大動脈病変の標準的評価法2020,2021(https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/aorticlesion2020.pdf)(2022年3月14日アクセス)
2)山本哲也(編著):大動脈,腹部・下肢動脈エコーの攻略法.メディカ出版,2021
3)日本循環器学会,日本心臓血管外科学会,日本胸部外科学会,他:2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン,2020(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/07/JCS2020_Ogino.pdf)(2022年3月14日アクセス)
4)King PS, Cooperberg PL, Madigan SM : The anechoic crescent in abdominal aortic aneurysms : not a sign of dissection. AJR Am J Roentgenol 146:345-348,1986
5)山本哲也,岩永史郎:血管エコーで知っておきたい典型的なサイン 大動脈瘤でみるサイン(マントルサイン,ACサイン).超音波医 44:141-147,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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