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文献詳細

雑誌文献

検査と技術50巻8号

2022年08月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

分子病理での“腫瘍細胞含有割合”の意義とカウント方法について教えてください.

著者: 柳田絵美衣12

所属機関: 1慶應義塾大学病院臨床検査科ゲノム検査室 2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット

ページ範囲:P.848 - P.850

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Q 分子病理での“腫瘍細胞含有割合”の意義とカウント方法について教えてください.

A がん遺伝子パネル検査は,次世代シーケンサー(next generation sequencer:NGS)を用いてがん発生の原因となっている遺伝子の変異をみつけることが目的です.NGSによる解析では,ターゲットとする遺伝子の核酸の塩基配列を数百〜数千回読み込み,そのなかに変異をもつ遺伝子が何%存在するかをバリアントアレル頻度(variant allele frequency:VAF)という数値で示します.

参考文献

1)臨床検査Vol.64 No.10(増刊号)がんゲノム医療用語事典.2020
2)西原広史:がんと正しく戦うための遺伝子検査と精密医療 いま,医療者と患者が知っておきたいこと.羊土社,2017
3)田中伸哉,西原広史(編):がんゲノム病理学.文光堂,2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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