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糸状菌の起因菌と環境由来菌とを区別するポイント
著者: 亀井克彦123
所属機関: 1千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野 2千葉大学附属病院感染症内科(真菌症専門外来担当) 3石巻赤十字病院感染症内科
ページ範囲:P.851 - P.853
文献購入ページに移動大気中をはじめとして,環境内には糸状菌が多数存在していることから,混入(contamination)のリスクは大きい.このため,臨床検体から糸状菌が分離されたときには,常に環境由来菌(以下,環境菌)なのか,本来の起因菌(以下,起因菌)なのかを鑑別する必要がある.さらに,傷んだ気道では真菌による定着がしばしばみられるため,起因菌vs.環境菌という区別だけではなく,気道に定着しているだけという“中間型”のようなものもある.鑑別が難しい場合もあるが,以下のような方法がヒントになる.
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