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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻10号

2023年10月発行

技術講座 生化学

臨床化学検査における再検査基準と対応策

著者: 山本裕之1 下間雅夫1 稲葉亨2

所属機関: 1京都府立医科大学附属病院医療技術部臨床検査技術課 2京都府立医科大学感染制御・検査医学

ページ範囲:P.1160 - P.1164

文献概要

Point

●再検査は検査結果の誤報告を未然に防ぎ,信頼性を保証するために必要不可欠です.

●再検査時には結果報告の遅れや,検査試薬・検査労力の追加が起こります.したがって,再検査の基準は,必要最小限で異常を検知し,検査過誤を防ぐことができるように設定することが肝要です.

参考文献

1)和田結,他.血液凝固検査・血球計数・生化学的検査の生理的変動幅と許容誤差限界の設定.臨化.2003;32:200-209.
2)細萱茂実,他.免疫血清成分の生理的個体間・個体内変動と許容誤差限界.臨病理.1999;47:875-880.
3)奥村敬太,他.PCA管理法導入による再検査基準の見直しと効果予測.日臨検自動化会誌.2017;42:421.
4)北秋翔子,他.アデニル酸キナーゼ活性がJSCC勧告法のクレアチンキナーゼ(CK)測定に与える影響.臨病理.2019;67:17-23.
5)大杉千尋,他.AST測定試薬と反応するIgM-κ型M蛋白の性状.医学検査 2014;63:730-736.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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