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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻10号

2023年10月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

心筋症

著者: 小原浩1

所属機関: 1東邦大学医学部内科学講座循環器内科学分野

ページ範囲:P.1208 - P.1215

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Point

●肥大型心筋症および拡張型心筋症が代表だが,基礎疾患あるいは全身疾患に関連して発症した二次性心筋疾患/二次性心筋症も同様の形態を示すため,鑑別が必要である.

●診断および経過観察には心エコー図検査が重要である.直感的に判別のつくLVDdやLVEFを用いて経過観察や治療効果判定をする場合が多い.

●心筋症によりほとんどの症例が心不全をきたすため,BNPが経過観察に汎用される.

参考文献

1)日本循環器学会,他.心筋症診療ガイドライン(2018年改訂版).2021. https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/08/JCS2018_tsutsui_kitaoka.pdf(2023年8月4日アクセス)
2)厚生労働省難治性疾患克服研究事業特発性心筋症調査研究班:北畠顕,友池仁暢(編).心筋症—診断の手引きとその解説.かりん舎,2005.
3)Maron MS, et al. Clinical profile and significance of delayed enhancement in hypertrophic cardiomyopathy. Circ Heart Fail. 2008; 1: 184-191.
4)Elliott PM, et al. 2014 ESC Guidelines on diagnosis and management of hypertrophic cardiomyopathy: the Task Force for the Diagnosis and Management of Hypertrophic Cardiomyopathy of the European Society of Cardiology (ESC). Eur Heart J. 2014; 35: 2733-2779.
5)日本臨床腫瘍学会,日本循環器学会(編).Onco-cardiologyガイドライン.南江堂,2023.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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