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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻10号

2023年10月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

肺活量測定で吸気肺活量と呼気肺活量の違いがあるのはどうしてですか?

著者: 海野貴史1

所属機関: 1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 茨城県厚生連総合病院水戸協同病院検査部

ページ範囲:P.1220 - P.1223

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Q 肺活量測定で吸気肺活量と呼気肺活量の違いがあるのはどうしてですか?

A 肺活量(slow vital capacity:SVC)検査で行う吸気肺活量(inspiratory vital capacity:IVC)と呼気肺活量(expiratory vital capacity:EVC)に差が出てしまう場合,2つの可能性が考えられます.1つ目は機器または患者由来のleakがある場合,2つ目は慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)に代表される閉塞性換気障害を有する場合です.本稿ではCOPDを中心に呼吸機能検査を行うにあたり知っておきたい知識と検査時のコツを交えて解説していきます.

参考文献

1)久保田勝.新たなスパイロメトリー基準値に関するステートメント.総合健診 2017;44:687-692.
2)海野貴史,他.肺機能検査予測値に対する信頼性の検討.医学検査 2021;70:669-675.
3)日本臨床衛生検査技師会(監).呼吸機能検査技術教本.じほう,2016.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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