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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻11号

2023年11月発行

ワンポイントアドバイス

肺炎症例で正確かつ迅速な報告が必要とされる耐性菌が検出された際に注意すべきこと

著者: 幸福知己1

所属機関: 1住友病院臨床検査科

ページ範囲:P.1300 - P.1303

文献概要

はじめに

 近年,さまざまな薬剤耐性菌が問題となっており,感染制御および感染症の診断・治療の面からも,迅速かつ正確な報告が必要とされている.特に基質特異性拡張型βラクタマーゼ(extended-spectrum β-lactamase:ESBL)産生菌やカルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌(carbapenemase-producing Enterobacterales:CPE)などは,薬剤感受性試験の結果から耐性機構を推定し,必要な確認試験を実施する必要がある.本稿では,筆者が実際に経験した肺炎症例をもとに,検査を進めるうえでの注意点などを解説する.

参考文献

1)口広智一.感染制御および抗菌薬適正使用に役立つ耐性菌検出の表現型試験.日臨微生物会誌.2022;32:211-223.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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