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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻12号

2023年12月発行

文献概要

技術講座 輸血

在宅における輸血療法

著者: 北澤淳一1 馬場千華子1

所属機関: 1青森県立中央病院臨床検査部

ページ範囲:P.1320 - P.1324

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Point

●超高齢社会を迎えた日本の医療では在宅診療が重要な位置を占めることが予想される.機器の進歩により在宅での臨床検査は対象が拡大している.

●輸血検査は,致死的な副反応を予防する重要な検査であり,臨床免疫学の知識が必要である.

●臨床検査技師には,臨床免疫学・輸血医学の専門的知識を生かし,輸血医療の中心的役割を果たすことが求められる.

参考文献

1)北澤淳一,他.在宅赤血球輸血ガイド.日輸血細胞治療会誌.2017;63:664-673.
2)奥田誠,他.赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂4版).日輸血細胞治療会誌.2022;68:539-556.
3)厚生労働省医薬・生活衛生局血液対策課.輸血療法の実施に関する指針.平成17年9月(令和2年3月一部改正). http://www.mhlw.go.jp/content/11127000/000619338.pdf(2023年7月24日アクセス)
4)日本輸血・細胞治療学会 輸血検査技術講習委員会.輸血のための検査マニュアル ver.1.3.2.2021. http://yuketsu.jstmct.or.jp/wp-content/uploads/2022/07/3757b362c7f7c34354513f31928b25f4.pdf(2023年7月24日アクセス)
5)大橋晃太,他.訪問看護師を対象とした在宅輸血連携研修会の実施について.日輸血細胞治療会誌.2020;66:685-686.
6)Nishikawa A, et al. Remote vital signs data monitoring during home blood transfusion: A pilot study. Health Sci Rep. 2021; 4: e380.
7)前田平生,他(編).輸血学 改訂第4版.中外医学社,2018.
8)北澤淳一,他.一次免疫反応により産生された抗C+e抗体による遅発性溶血性輸血副作用を呈した1例.日輸血会誌.2005;51:594-600.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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