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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻2号

2023年02月発行

文献概要

技術講座 一般

尿定性検査—偽陽性・偽陰性を見抜くコツ

著者: 原美津夫1

所属機関: 1日本大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.92 - P.100

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Point

●尿試験紙法は,尿を希釈せずそのまま用いて検査するので,尿の性状や尿中に含まれる種々の共存物質の影響により,異常発色や偽反応を呈することが多くみられます.

●尿試験紙法にて偽反応を発見するためには,常に偽反応が起こりうることを念頭に入れて検査を行うことが重要です.

●反応原理・偽反応が起こる原因種類の正しい理解をもって,検査に臨むことが偽反応を発見するために非常に重要です.

●多くの場合,尿の外観(色調・匂い)に注意することで,偽反応を起こさせる物質の存在を察知することが可能となってきます.

参考文献

1)神山恵多:SGLT2阻害薬はどのような尿検査項目に影響を与えますか.検と技 49:1360-1363,2021
1)伊藤機一,高橋勝幸(監),菊池春人,矢内充,油野友二(編):一般検査ポケットマニュアル 必須検査の進めかたと見かた.羊土社,pp12-42,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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