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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻2号

2023年02月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

尿潜血が+なのに赤血球が見つからず,細菌が+のことがよくあります.細菌による尿潜血偽陽性の理由と頻度について教えてください.

著者: 石澤毅士1 菊池春人2

所属機関: 1慶應義塾大学病院臨床検査科 2済生会横浜市東部病院臨床検査科

ページ範囲:P.160 - P.161

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Q 尿潜血が+なのに赤血球が見つからず,細菌が+のことがよくあります.細菌による尿潜血偽陽性の理由と頻度について教えてください.

A 日常診療において尿潜血反応が陽性であるにもかかわらず尿中赤血球が存在していないことは少なくありません.まず,尿試験紙法の尿潜血の測定原理について考え,乖離する要因について考えてみましょう.

参考文献

1)稲垣勇夫,大山正巳,坂義人:尿沈渣白血球の見方と臨床的意義.Med Technol 20:491-497,1992
2)服部亮輔,原美津夫,西山宏幸,他:尿潜血試験紙の細菌による偽陽性反応の検討.医学検査 63(suppl):402,2014
1)日本臨床衛生検査技師会(監):JAMT技術教本シリーズ 一般検査技術教本.丸善出版,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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