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増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移 2章 血液・造血器疾患
鉄欠乏性貧血
著者: 鈴木隆浩1
所属機関: 1北里大学医学部血液内科
ページ範囲:P.216 - P.220
文献購入ページに移動●鉄欠乏性貧血(IDA)は体内鉄絶対量の減少によって発症する貧血であり,貧血の原因として最も頻度が高い.
●血清鉄の低下,不飽和鉄結合能(UIBC)の増加,血清フェリチンの低下を伴う小球性低色素性貧血が認められるが,血清フェリチンの低下が最も重要な所見である.
●注意すべき鑑別疾患に慢性疾患に伴う貧血(ACD)があり,IDAとは血清フェリチンで鑑別される.
●IDAでは軽度の血小板増加がしばしば認められる.
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