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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻3号

2023年03月発行

文献概要

増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移 7章 心血管疾患

心不全

著者: 板橋奈津1 加藤祐子1

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院循環器内科

ページ範囲:P.379 - P.386

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Point

●心不全は病態を示す概念であり,個別の病因を示すものではない.

●脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は診断や治療経過を診るのに有用であるが,腎機能や年齢などの影響を受けやすく,個人差があるため判断に注意を要する.

●血液などの検査所見は診断や治療効果評価などをあくまでサポートするものであり,患者を診て状態を評価することが重要である.

参考文献

1)厚生労働省:令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況.(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai21/index.html)(2022年12月26日アクセス)
2)日本循環器学会 循環器疾患診療実態調査:2021年度循環器疾患診療実態調査報告書,2021(https://www.j-circ.or.jp/jittai_chosa/media/jittai_chosa2020web_1.pdf)(2022年12月26日アクセス)
3)日本循環器学会,日本心不全学会,日本胸部外科学会,他:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版),2022(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/06/JCS2017_tsutsui_h.pdf)(2022年12月26日アクセス)
4)日本心不全学会:血中BNPやNT-proBNP値を用いた心不全診療の留意点について.(http://www.asas.or.jp/jhfs/topics/bnp201300403.html)(2022年12月26日アクセス)
5)Januzzi JL Jr : Natriuretic peptides as biomarkers in heart failure. J Investig Med 61:950-955,2013
6)Fonarow GC, Peacock WF, Phillips CO, et al : Admission B-type natriuretic peptide levels and in-hospital mortality in acute decompensated heart failure. J Am Coll Cardiol 49:1943-1950,2007
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8)日本循環器学会,日本心不全学会,日本胸部外科学会,他:2021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療,2021(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Tsutsui.pdf)(2022年12月26日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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