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増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移 8章 感染症
感染性心内膜炎
著者: 前田正1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院総合診療科
ページ範囲:P.394 - P.398
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●感染性心内膜炎は,多彩な主訴や持続する原因不明の発熱で受診することが多く,診断が遅れることがある.
●特異的な検査値はないため,問診や診察所見,検査所見を総合的に判断する必要がある.
●経胸壁心エコー検査では明らかな疣贅を指摘できないこともあるため,Duke診断基準と照らし合わせて診断する.血液培養検査は最も重要な検査といえる.
●感染性心内膜炎は,多彩な主訴や持続する原因不明の発熱で受診することが多く,診断が遅れることがある.
●特異的な検査値はないため,問診や診察所見,検査所見を総合的に判断する必要がある.
●経胸壁心エコー検査では明らかな疣贅を指摘できないこともあるため,Duke診断基準と照らし合わせて診断する.血液培養検査は最も重要な検査といえる.
参考文献
1)Habib G, Derumeaux G, Avierinos JF, et al : Value and limitations of the Duke criteria for the diagnosis of infective endocarditis. J Am Coll Cardiol 33:2023-2029,1999
2)Murdoch DR, Corey GR, Hoen B, et al : Clinical presentation, etiology, and outcome of infective endocarditis in the 21st century : the International Collaboration on Endocarditis-Prospective Cohort Study. Arch Intern Med 169:463-473,2009
3)日本循環器学会,日本心臓病学会,日本心エコー図学会,他:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/07/JCS2017_nakatani_h.pdf)(2022年12月1日アクセス)
4)Li JS, Sexton DJ, Mick N, et al : Proposed modifications to the Duke criteria for the diagnosis of infective endocarditis. Clin Infect Dis 30:633-638,2000
5)日本循環器学会,日本心不全学会,日本胸部外科学会,他:2021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Tsutsui.pdf)(2022年12月1日アクセス)
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