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増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移 9章 その他
ギラン・バレー症候群
著者: 川邉清一1
所属機関: 1済生会横浜市東部病院神経内科
ページ範囲:P.416 - P.422
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●ギラン・バレー症候群(GBS)は自己免疫性に末梢神経が障害される疾患である.
●さまざまな感染症後に発症することが多い.
●髄鞘が障害される脱髄型と軸索が障害される軸索型がある.
●診断には脳脊髄液検査,末梢神経伝導検査,血液中の抗ガングリオシド抗体の検出などが必要である.
●重症例では呼吸機能検査,血液ガス検査,血液生化学検査,血清IgG検査などが行われる.
●ギラン・バレー症候群(GBS)は自己免疫性に末梢神経が障害される疾患である.
●さまざまな感染症後に発症することが多い.
●髄鞘が障害される脱髄型と軸索が障害される軸索型がある.
●診断には脳脊髄液検査,末梢神経伝導検査,血液中の抗ガングリオシド抗体の検出などが必要である.
●重症例では呼吸機能検査,血液ガス検査,血液生化学検査,血清IgG検査などが行われる.
参考文献
1)日本神経学会(監),ギラン・バレー症候群,フィッシャー症候群診療ガイドライン作成委員会(編):ギラン・バレー症候群,フィッシャー症候群診療ガイドライン2013.南江堂,2013
2)齋藤豊和:末梢性ニューロパチーのオーバービューとGBS/CIDPの位置づけ.Clin Neurosci 32:258-263,2014
3)Winer JB, Hughes RA, Osmond C : A prospective study of acute idiopathic neuropathy. I. Clinical features and their prognostic value. J Neurol Neurosurg Psychiatry 51:605-612,1988
4)Ho TW, Mishu B, Li CY, et al : Guillain-Barré syndrome in northern China. Relationship to Campylobacter jejuni infection and anti-glycolipid antibodies. Brain 118(Pt 3):597-605,1995
5)Kuitwaard K, de Gelder J, Tio-Gillen AP, et al : Pharmacokinetics of intravenous immunoglobulin and outcome in Guillain-Barré syndrome. Ann Neurol 66:597-603,2009
6)Walgaard C, Lingsma HF, Ruts L, et al : Early recognition of poor prognosis in Guillain-Barré syndrome. Neurology 76:968-975,2011
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