文献詳細
文献概要
技術講座 病理
免疫染色の過染色と染色性減弱の原因と対策
著者: 柳田絵美衣1
所属機関: 1慶應義塾大学病院臨床検査科ゲノム検査室
ページ範囲:P.450 - P.456
文献購入ページに移動●過染色と染色性減弱の原因は染色の各工程に存在しており,原因を突き止め,その対策を講じられるようになるには“原理と各工程の意味”を理解することが必要.
●“良好な染色性”=“正確な抗原抗体反応”−“非特異反応”+“適切な発色”であり,正確な抗原抗体反応には“抗体濃度,反応時間,抗原と抗体の量”が重要.
●検体の種類や状態も染色性に影響を及ぼすため,染色性が不良な場合は,検体に問題があるのか? あるいは,染色工程に問題があるのか? を確かめるために,精度管理を確実に行う.
参考文献
掲載誌情報