文献詳細
文献概要
技術講座 生理
高分解能ホルター心電図法による心室遅延電位の測定
著者: 福士広通1
所属機関: 1やまとホルター心電図解析センター株式会社
ページ範囲:P.458 - P.463
文献購入ページに移動Point
●心室遅延電位(LP)はQRS波の終末部に出現する微小電位で,加算平均心電図法によって検出される.
●LPの測定は心室頻拍や心室細動などの致死性不整脈発生のリスク評価に用いられる.
●LPは日内変動するため,24時間記録可能な高分解能ホルター(Holter)心電図法が有用である.
●心室遅延電位(LP)はQRS波の終末部に出現する微小電位で,加算平均心電図法によって検出される.
●LPの測定は心室頻拍や心室細動などの致死性不整脈発生のリスク評価に用いられる.
●LPは日内変動するため,24時間記録可能な高分解能ホルター(Holter)心電図法が有用である.
参考文献
1)吉岡公一郎,網野真理,松崎淳,他:Brugada症候群における心室遅延電位変動率と不整脈誘発性との関連.心電図 25(Suppl 4):81-85,2005
2)中川幹子,伊東盛夫:体表面加算平均心電図検査とその意義.検と技 28:35-40,2000
3)Breithardt G, Cain ME, el-Sherif N, et al : Standards for analysis of ventricular late potentials using high-resolution or signal-averaged electrocardiography. A statement by a Task Force Committee of the European Society of Cardiology, the American Heart Association, and the American College of Cardiology. Circulation 83:1481-1488,1991
掲載誌情報