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臨床検査のピットフォール
多項目自動血球分析装置による幼若血小板比率の評価に注意
著者: 山口ちひろ1 小池由佳子1
所属機関: 1虎の門病院臨床検体検査部
ページ範囲:P.494 - P.496
文献購入ページに移動血小板減少症はさまざまな病態により起こり,その病態鑑別は臨床上非常に重要である.骨髄から新生した幼若な血小板である網血小板比率〔reticulated platelets(RP)%〕の測定は,骨髄の血小板造血を間接的に知りうる指標となる.現在,自動測定の1つとして,多項目自動血球分析装置(シスメックス社)を用いて幼若血小板比率(immature platelet fraction:IPF)として測定することが可能であるが,結果の解釈が難しい症例も存在するので,留意する必要がある.
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