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病気のはなし
肝癌
著者: 永井英成1 松井哲平1 和久井紀貴1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院消化器内科
ページ範囲:P.574 - P.579
文献購入ページに移動●肝癌は原発性と続発性に分類されており,さらに原発性肝癌は肝細胞癌と胆管細胞癌に分類されている.
●肝細胞癌の病因において,慢性肝炎・肝硬変の原因であるB型肝炎ウイルスは横ばい,C型肝炎ウイルスは減少しているが,非B非C肝疾患は増加している.
●治療は灼療法・切除・肝動脈化学塞栓術・肝動注化学療法・移植・薬物療法があり,治療を複合して行う集学的治療が実践されている.
●治療法は肝障害度と腫瘍進行度を考慮して選択する必要があり,肝機能検査とともに画像診断が非常に重要である.
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