文献詳細
文献概要
技術講座 生理
呼吸機能検査:2021年刊行ハンドブックに基づいて
著者: 山本雅史1
所属機関: 1北海道大学病院検査・輸血部
ページ範囲:P.614 - P.619
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●スパイロメトリーの適応と相対的禁忌が記載され,どのような目的で検査がされるか,また検査の際に注意すべき疾患が示されました.
●肺活量(VC)の再現性の基準が「最大VCと2番目に大きいVCの差が0.15L以下および最大VCの10%以下」へと変わりました.
●努力肺活量(FVC)の妥当性の基準(外挿気量)が「0.10LあるいはFVCの5%のいずれか大きい値より少ない」へと変わりました.
●努力肺活量の再現性の基準が「最大のFVC(FEV1)と2番目に大きいFVC(FEV1)の差が0.15L以下」へと変わりました.
●スパイロメトリーの適応と相対的禁忌が記載され,どのような目的で検査がされるか,また検査の際に注意すべき疾患が示されました.
●肺活量(VC)の再現性の基準が「最大VCと2番目に大きいVCの差が0.15L以下および最大VCの10%以下」へと変わりました.
●努力肺活量(FVC)の妥当性の基準(外挿気量)が「0.10LあるいはFVCの5%のいずれか大きい値より少ない」へと変わりました.
●努力肺活量の再現性の基準が「最大のFVC(FEV1)と2番目に大きいFVC(FEV1)の差が0.15L以下」へと変わりました.
参考文献
1)日本呼吸器学会肺生理専門委員会,呼吸機能検査ハンドブック作成委員会(編).呼吸機能検査ハンドブック.日本呼吸器学会,2021.
2)日本呼吸器学会肺生理専門委員会(編).呼吸機能検査ガイドライン—スパイロメトリー,フローボリューム曲線,肺拡散能力.メディカルレビュー社,2004.
3)Graham BL, et al. Standardization of Spirometry 2019 Update. An Official American Thoracic Society and European Respiratory Society Technical Statement. Am J Respir Crit Care Med. 2019; 200: e70-e88.
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