文献詳細
技術講座 生理
文献概要
Point
●下肢静脈瘤の診断にかかわる解剖,分類を覚えましょう.特にCEAP分類の臨床分類は,手術適応を決める材料となりますので大切です.
●検査体位,高さを工夫するなどし,患者・検者ともに負担の少ない検査を心掛けます.標準的評価法をもとに,短時間で評価していくことが必要です.
●表在静脈の検査においては,プローブの重さも血管圧迫の原因となります.検査時はエコーゼリーを多めに使い,血管をつぶさないように検査します.
●レポート記載は,検査所見と,そこに対応する画像が必要になります.逆流の始点・終点や,穿通枝逆流など,ポイントとなる画像をしっかり残しましょう.
●下肢静脈瘤の診断にかかわる解剖,分類を覚えましょう.特にCEAP分類の臨床分類は,手術適応を決める材料となりますので大切です.
●検査体位,高さを工夫するなどし,患者・検者ともに負担の少ない検査を心掛けます.標準的評価法をもとに,短時間で評価していくことが必要です.
●表在静脈の検査においては,プローブの重さも血管圧迫の原因となります.検査時はエコーゼリーを多めに使い,血管をつぶさないように検査します.
●レポート記載は,検査所見と,そこに対応する画像が必要になります.逆流の始点・終点や,穿通枝逆流など,ポイントとなる画像をしっかり残しましょう.
参考文献
1)静脈エコー検討小委員会.超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法,2018(2020年一部改正). https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/20200515.pdf(2023年3月13日アクセス)
2)日本静脈学会.CEAP分類. https://js-phlebology.jp/wp/wp-content/uploads/2020/12/2020-CEAP-20201205.pdf(2023年3月13日アクセス)
3)日本静脈学会「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」作成小委員会.下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン,2010. https://www.jstage.jst.go.jp/article/phlebol/21/4/21_21-4-289/_pdf(2023年3月13日アクセス)
4)山本哲也.めざせ!血管エコー職人.中外医学社,2013.
5)International Union of Phlebology Working Group. The “C” of CEAP: Suggested definitions and refinements: an International Union of Phlebology conference of experts. J Vasc Surg. 2003; 37: 129-131.
6)日本静脈学会(監),日本静脈学会ガイドライン委員会(編).下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019.
1)日本静脈学会ガイドライン委員会「下肢静脈瘤の超音波検査所見の標準的記載法」作成小委員会.下肢静脈瘤の超音波検査所見の標準的記載法.静脈学 2021;32:349-353.
2)山本哲也.下肢静脈エコーの攻略法.メディカ出版,2018.
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