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経皮的左心耳閉鎖デバイス
著者: 加藤克1
所属機関: 1鳥取大学医学部循環器・内分泌代謝内科
ページ範囲:P.772 - P.776
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心房細動(atrial fibrillation:AF)患者の治療方針の決定に際しては,心原性脳塞栓症の発症を抑えるため基本的には抗凝固療法の適応があり,禁忌がないと判断された患者には,適切な抗凝固薬による薬物療法が第一選択の治療法として推奨される.一方で,脳卒中のリスクが高く,長期的に抗凝固療法が推奨される患者のうち出血リスクの高い患者に対しては,長期的抗凝固療法の代替として,WATCHMAN左心耳閉鎖(left atrial appendage closure:LAAC)デバイスが2019年9月に日本でも保険適用された.2021年5月頃から第二世代のLAACデバイス(WATCHMAN FLX)が登場し,国内では2022年12月時点で約115施設にて約3,300症例実施されている.
心房細動(atrial fibrillation:AF)患者の治療方針の決定に際しては,心原性脳塞栓症の発症を抑えるため基本的には抗凝固療法の適応があり,禁忌がないと判断された患者には,適切な抗凝固薬による薬物療法が第一選択の治療法として推奨される.一方で,脳卒中のリスクが高く,長期的に抗凝固療法が推奨される患者のうち出血リスクの高い患者に対しては,長期的抗凝固療法の代替として,WATCHMAN左心耳閉鎖(left atrial appendage closure:LAAC)デバイスが2019年9月に日本でも保険適用された.2021年5月頃から第二世代のLAACデバイス(WATCHMAN FLX)が登場し,国内では2022年12月時点で約115施設にて約3,300症例実施されている.
参考文献
1)Phillips KP, et al. Left atrial appendage closure with WATCHMAN in Asian patients: 2 year outcomes from the WASP registry. Int J Cardiol Heart Vasc. 2019; 23: 100358.
2)Aonuma K, et al. Percutaneous WATCHMAN left atrial appendage closure for Japanese patients with nonvalvular atrial fibrillation at increased risk of thromboembolism - first results from the SALUTE trial. Circ J. 2018; 82: 2946-2953.
3)ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社.WATCHMAN FLX左心耳閉鎖システム添付文書.
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