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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻8号

2023年08月発行

技術講座 生理

光トポグラフィー検査—原理と測定方法

著者: 杉村有司1

所属機関: 1国立精神・神経医療研究センター臨床検査部

ページ範囲:P.824 - P.828

文献概要

Point

●光トポグラフィー検査(NIRS)では,検査中に被検者の頭・顔・体などが動くと結果波形にアーチファクトなノイズが入り,正確なデータが出ません.

●検査は被検者との協力関係が必要なため,説明は優しく丁寧にすることが大切です.

●この検査は,治療抵抗性うつ病の診断補助として保険適用されています.

●検査結果のみに基づいた精神疾患の確定診断はできません.

参考文献

1)福田正人(編).精神疾患とNIRS 光トポグラフィー検査による脳機能イメージング.中山書店,2009.
2)Takizawa R, et al. Neuroimaging-aided differential diagnosis of the depressive state. Neuroimage 2014; 85: 498-507.
3)福田正人(監),心の健康に光トポグラフィー検査を応用する会(編).NIRS波形の臨床判読 先進医療「うつ症状の光トポグラフィー検査」ガイドブック.中山書店,2011.
4)杉村有司,他.光トポグラフィー検査の波形パターン分類による精神疾患判別の試み.臨病理.2014;62:147-152.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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