文献詳細
病気のはなし
文献概要
Point
●急性腎障害(AKI)は血清クレアチニン(Cr)の上昇,もしくは尿量の減少で診断される.腎障害の原因や発症様式,症状は問わないためさまざまな疾患が含まれており,その原因を検索し,適切な治療介入が必要である.原因の鑑別には,従来から病態を腎前性・腎性・腎後性に分類することが行われている.
●進行したAKIに対しては腎代替療法(血液透析)が必要となることがある.
●AKIの重症度が高いほど,慢性腎臓病(CKD)へ進展しやすく,さらに末期腎不全へ移行することがある.そのため,AKI後は腎機能の推移をフォローアップする必要がある.
●急性腎障害(AKI)は血清クレアチニン(Cr)の上昇,もしくは尿量の減少で診断される.腎障害の原因や発症様式,症状は問わないためさまざまな疾患が含まれており,その原因を検索し,適切な治療介入が必要である.原因の鑑別には,従来から病態を腎前性・腎性・腎後性に分類することが行われている.
●進行したAKIに対しては腎代替療法(血液透析)が必要となることがある.
●AKIの重症度が高いほど,慢性腎臓病(CKD)へ進展しやすく,さらに末期腎不全へ移行することがある.そのため,AKI後は腎機能の推移をフォローアップする必要がある.
参考文献
1)薬剤性腎障害の診療ガイドライン作成委員会.薬剤性腎障害診療ガイドライン2016.日腎会誌.2016;58:477-555.
. https://mksap19.acponline.org(2023年3月22日アクセス)
3)Nguyen HT, et al. The Society for Fetal Urology consensus statement on the evaluation and management of antenatal hydronephrosis. J Pediatr Urol. 2010; 6: 212-231.
4)Kidney Disease. Improving Global Outcomes (KDIGO) Acute Kidney Injury Work Group. KDIGO Clinical Practice Guideline for Acute Kidney Injury. Kidney inter., Suppl. 2012; 2: 1-138.
5)AKI(急性腎障害)診療ガイドライン作成委員会(編).AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016.日腎会誌.2017;59:419-533.
掲載誌情報